【人は忘れる】タスクスケジューラで自動起動!
- 始業と同時にチェックしないといけないページがあるけど忘れる・・・
- アラームをセットしてるけど、電話対応してたら結局忘れる・・・
- 付箋を貼るようにしたらデスクが付箋まみれに・・・
何年か社会人生活をしていると、いつか気付くはずです。
人間は、忘れる生き物であると。
記憶と忘却に関する話は専門外ですが、「忘れないようにする」「記憶し続ける」のは脳のリソースを消費し続けるので、めっちゃしんどいんです。
「忘れていいようにする」のがルーティンワークのコツでもあります。まぁそもそも毎回手作業でやるのが面倒なんですよね。
今回は、自他ともに認める面倒くさがりである僕が、タスクスケジューラで特定のファイルやWEBページを開く方法を解説いたします。
タスクスケジューラとは?
Windowsに昔からある、特定の条件によって色んなことを自動実行してくれる頼れる存在です。適切に設定すれば、時間が決まっている作業などを抜け漏れなくやってくれます。僕みたいな面倒くさがり&忘れがちな人間とは大違いですね。
起動方法
Windowsキーを押して、「タスクスケジューラ」と入力すると時計のアイコンが出てきますので、クリックしてください。これだけ。

特定のWEBページを開く方法
色々と意味不明な表示が出ていると思いますが、指定した時間に特定のWEBページを開く設定をしてみましょう!業務の例として、毎朝9時に会社のネットワークのスピードテストをする場合のタスクスケジューラを組んでいきます!
実はタスクスケジューラ、既にWindowsのシステム内で色々組まれています。ここでは明示的に自分が作ったことがわかるようにフォルダを作成しましょう!



タスクって「作業」って意味でしたね。どんな作業をするかを示しておきましょう。


トリガー、つまり「引き金」ですね。何をきっかけにタスクを実行するかを設定します。ここでは「時刻が朝9時になったら実行」までを設定します。


テスト段階では5分後とかに設定しておいて、動作確認をしましょう。正常に動作することを確認してから、実際に使用する時刻を指定すると良いでしょう。
ここでようやく操作の内容を設定します。ここでは「Chromeでスピードテストのサイトを開く」という操作を設定します。設定内容として、Chromeの本体がある場所と、サイトのURLが必要なので置いておきますね!クリップボード履歴から呼び出せるようにしておきましょう!
- Chromeの場所
"C:\Program Files\Google\Chrome\Application\chrome.exe"
- スピードテストサイトのURL
https://fast.com/ja/
では気を取り直して、操作の内容を設定していきましょう!


URLを「引数の追加」に入力し、「OK」をクリック

これでタスクの作成が完了しました。あとは設定した時刻まで待ち、実際に設定したページが開かれるかを確認しましょう!
また、ノートPC限定になりますが、実はこの状態だと充電中しか動作しません。充電してなくても動作させる場合は、以下の設定をしておきましょう!(僕はここで沼りました)


これで、朝9時になったら自動でスピードテストが実行されるようになりました!やる時間が決まっていて、ブラウザを使う作業があるのであれば、設定しておくことをお勧めします!
この例だと利用シーンが限られるので、次は特定のファイルを開く方法を紹介します!
特定のファイルを開く方法
今回は、日報のテンプレートファイルを17時に開く場合のタスクスケジューラを設定していきましょう!日報は業務なので業務時間内に書くのが鉄則です。これは譲れない。
フォルダは先ほど作成した「自動実行」があるので、タスクの作成をしていきましょう。


今回は「17時になったら実行」ですね。


さて、先ほどはアプリの場所を教えましたが、今回はアプリの場所を探すところから始めましょう!これができれば、どんなアプリでも自動的に実行することができますね!
Excelを開いた状態で、Ctrl+Shift+Escを押してタスクマネージャーを開きましょう。


Ctrl+Shift+Cでパスをコピーしましょう!Windows+Vを押せばコピーできていることがわかるはずです!小技ではあるので、そのうちコピペ術に関する記事も書きますね!
アプリの場所はコピーできたので、次にExcelのテンプレートファイルの場所をコピーしましょう!

Ctrl+Shift+Cでパスを(以下略
アプリとファイルのパスがコピーできたところで、次は「Excelで日報テンプレートファイルを開く」という操作を設定します。




これで17時になればすぐに日報の作成に取り掛かれますね!個人的には日報ファイルは、常に開いておいてメモ代わりにして、17時からまとめる派閥ではあります。お好みのスタイルで作成しましょう!
おわりに
今回は、タスクスケジューラの基本的な使い方について、紹介しました!応用としては、バッチファイルと組み合わせたり、もっと複雑なトリガーや複雑な操作を設定することも可能です!そのうち書きますねー。
定常業務において、「覚えておく」「よく見る」「気を付ける」は人の能力に依存するため、極力減らしたいところです。しんどいですし。
フローや仕組みを変えて、「忘れてもいい」「見なくていい」「手でやらない」を心がけることで、ミスの削減や効率の向上を目指しましょう!
ご覧いただきありがとうございました!
また次回!

