【一括登録】辞書登録で時刻入力を楽にしよう!
- スマホと同じように、PCでも数字4桁で時間を入力したい・・・
- Excelだと、表示形式の設定でできるけど手間・・・
- そもそも時刻の入力って、Excelよりメールやチャットだし・・・
iPhoneとかAndroidって、4桁の数字を入力すると、変換候補に時刻が表示されますよね?数字と記号を組み合わせるのは、利用シーンが多いにもかかわらず、スマホでもPCでもキーボードの配列上それなりに面倒だと感じています。
そしてWindows(Microsoft IME)だと4桁の数字を入力しても、変換候補に時刻は表示されません。「Google日本語入力」等の別のIMEに変更すれば、特に設定しなくても使用できますが、会社のPCだと自由に変更できない場合もあります。
そんなときは、「ユーザー辞書」に登録する方法がありますが、1,440パターンの単語を手作業で登録するのは現実的ではありません。今回は、自他共に認める面倒くさがりの僕が、Excelを使用してユーザー辞書へ一括登録するためのテキストファイルの作り方をご紹介します!
通常の登録方法については、こちらの記事で紹介しておりますので、ご参照くださいませ。
出力して形式を確認する
一括登録の基本にはなりますが、まずは一括で出力して、どのような形式で登録用のファイルを作成するべきかを調べます。
ひとまず、Excelで以下の形式の表を作って、メモ帳に保存すれば登録できそう。
| よみ | 単語 | 品詞 | コメント |
|---|---|---|---|
| 0000 | 00:00 | 短縮よみ | 時刻 |
Excelで登録用の表を作成する
さて、完成系が分かったところで、早速Excelで表を作成していきましょう!
以下の手順で進めます。さほど時間はかかりませんので、お付き合いくださいませ。
TEXT関数で時刻を数字4桁に変換する
まずは1行目を入力しちゃいましょう。
| A | B | C | D | |
|---|---|---|---|---|
| 1 | =TEXT(B1,”hhmm”) | 0:00 | 短縮よみ | 時刻 |

【A1】はTEXT関数で、【B1】の時と分を2桁ずつ並べています。
問題はここから。1,440行目まで時刻を入れなければなりません。
時刻を一気に入力する
簡単にできますので、以下の手順でやってみましょう!
- 【B2】に「0:01」を入力する。
- 【B1】を選択した状態でCtrl + Gを押す。
- 「B1440」と入力し、Shift + Enterを押す。
- Alt→E→I→S→Alt + F→Enterを順に押す。

ほらね?簡単でしょう?
(機能・ショートカット・リボン操作についてはそのうち別記事で書きます・・・)
残りの列をオートフィルで入力する。
A,C,D列をオートフィル(1行目のセルのフィルハンドルをダブルクリック)で1,440行目まで一気に入力しましょう。

これでExcel側の作業は完了です。
メモ帳に貼り付けてユーザー辞書に登録する
では、Excelで作成した内容をテキストファイルに貼り付けて、ユーザー辞書に登録していきましょう。
これで、単語を一括で追加することができました!
実際に4桁の数字を打ってみると・・・

無事に変換できました!
ちなみに、今回はExcelのB列(単語)を「h:mm」にしましたが、「h時mm分」で登録するのもアリです。簡単なので両方を登録しちゃっても全然OK。
余裕があれば、ついでに日付形式も登録しちゃいましょう。TEXT関数の使い方が若干異なりますが、大枠として大きな差はありません。
今回の記事は、利用シーンが非常に限られる内容ではあるものの、Excelのスキルとアイデア次第ではほかにも便利なユーザー辞書を作ることができそうですね!
この度は最後までご覧いただきありがとうございました!
また次回!












